喘息診断はいつされるか。期間とタイミング。

      2016/06/25

さて。娘の喘息について、「子どもの入院は親の責任?喘息の場合」で色々モヤモヤしていた私は、なぜ喘息診断がなされず、もっと早く治療開始できなかったかを自分なりにまとめてみました。

 

  1. 9ヶ月で急性気管支炎で入院。
  2. この頃行っていたAクリニックをやめ、Bクリニックに移動。3歳直後までこちらにお世話に。
  3. この間、風邪を引くと毎回「ホクナリンテープ」「シングレア」「メプチンドライシロップ」と他の風邪薬が出ていた。
  4. 実家に帰省中Kクリニックで、上記3の3つは喘息薬ですよ。ホクナリンテープとメプチンドライシロップは普通は一緒に使わないですが。と伝えられる。(酷い状態は別として)
  5. Bクリニックでは、喘息気味であるとか、胸がヒューヒューするとは一度も言われたことがない。
  6. Bクリニックを不審に思い、Cクリニックに変える。そこで、風邪などの時に、胸がヒューヒューするとは言われるが、喘息と言うには期間が足りないので様子見。
  7. 1月からCクリニックにお世話になり、4月末に初の喘息発作。喘息治療開始しよう、となったものの、数日後に入院。

 

その経緯はこちらにあります。お時間ある際にみてみてください。

小児科の選び方って、、、その1
小児科の選び方って、、、その2
小児科の選び方って、、、その3

さて。ここで気になるのは、、、
クリニックを転々としていることです。そう、喘息の診断にはある程度の期間を診ている事が必要です。ですので、胸が多少ヒューヒューしている程度で喘息とはいえません。

 

では、一番長くお世話になったBクリニックさん。10ヶ月ごろから3歳まで。この間に喘息の兆候がある、または喘息気味である、と気づくことはなかったのか。

 

というと、実は既に分かっていたと思います。でも、そこはいつも素早い診察、説明はあまりなく、薬を多めに処方するのが常でした。(小児科の選び方って、、、その2
子育て支援センターでBクリニックさんに行っているママさんに話を聞くと、「ホクナリンテープ」は咳止めテープと呼ばれていて、風邪の際に毎回処方される。あれ便利よね〜!とのことでした。

 

確かに!うちも毎回処方されていた、、、

 

※ホクナリンテープは、気管支拡張剤なので、気管が収縮して咳がでているのでなければ、意味がありません。喘息は気管収縮で咳がでるので、処方されます。小さいお子さんだと、気管が細いので、風邪で多少収縮して咳が出ていそうだという時は処方されます。が、通常は風邪だと処方されません。

 

ということで、Bクリニックさんは怪しい。
後々、医療関係者の方に色々聞くと、やっぱりポロポロ問題がありました。

 

人気があっても、口コミで評価が高くても、実際の信頼できる人に聞かないとダメです。特に地元の医療関係者に聞けると一番いいです。普通は、通っていてもなかなか実態には気づけません。

 

そして、ついに辿り着いたCクリニック。こちらの先生は正直です。思った事や気づいた事をちゃんと教えてくれます。実家近くのKクリニックで喘息ですねと言われた事を告げると、「様子を見ましょう。まだ確定できません。」となりました。

 

で、3ヶ月様子見て、喘息コントロール(まずはシングレア)始めたけど、入院。ここで。娘が入院中、息子をCクリニックに連れて行った際に聞いてみました。

 

「もっと早く、コントロール始められなかったでしょうか。もっとできる事はなかったんでしょうか。」

 

その回答は。
「だって、喘息と確定するには期間が短かったでしょう?そして、入院についてですが、どうしても、何をやっても、なる時はなるんです。気になる症状があって、早めに投薬を始めても、どうしても止めらないことがある。なので、今回の娘さんの喘息も、もう少し早く始めていたとしても、同じ状態になったかもしれません。」

 

と言われました。これも、腑に落ちました。
これまで、Aクリニック、Bクリニックとなんだかモヤモヤしながら通っていましたが、これからはCクリニックさんにお世話になろうと決めました。また、特に子どもの場合は、長く診てもらわないと分からない事も多いですよね。

 

喘息診断に必要な要素としては
●呼気性喘鳴を3回以上繰り返すということ
・胸のヒューヒュー音が3回以上。
・ つまり、同じクリニックで3回以上上記の異音をみてもらうことが必要です。

(ここらへんは、また今度詳しく書きたいと思ってますが、まだ、、、)

 

しかし!お医者さんによっては、何も言いません
または、「お母さんがショックを受ける」ということで、言い方をマイルドにしている場合が多々あります。酷い場合は、来なくなることもあるそうです。

 

ショックを受けるかもしれません。私も少なからずショックでした。でも、早めに治療を開始すれば、子どもは楽になります。何より、早く症状がよくなり、小学生になる前に薬も必要なくなる場合が多いのです。

 

もし、胸がヒューヒュー聞こえる。喘息の気がある。など、気になる言葉があれば、自ら突っ込んで聞いてみましょう。それは喘息なのでしょうか?と。

 

そうすれば、お医者さんも詳しく症状を教えてくれるでしょう。小児の場合は、気管支自体が細いので、喘息でなくとも喘鳴(胸のヒューヒュー音)が聞こえる場合があります。なので、そうであれば、「喘鳴が聞こえますが、小さいので風邪で気管が細くなって聞こえるのでしょう。」と教えてくれるでしょうし、そうでなく、様子見が必要であれば、「様子をみましょう」と教えてくれるでしょう。そして、あまりしっかり回答をしてくれないお医者さんであれば少し様子を見て、もしかしたら他のクリニックも視野に入れた方がいいかもしれません。

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