子どもの初めての入院。自分を責めたけど、必要なのは落ち込むことじゃなくて知識を付けることだと気が付いた!!

      2016/06/25

娘はこれまでに3回入院しました。1回目は9ヶ月の時に急性気管支炎で。2回目は3歳の時に、急性気管支炎及び喘息発作。3回目は4歳の時で、川崎病。2回目と3回目の間にも喘息発作が1週間治まらない時がありましたが、その時はネブライザーや必要な薬あり、対応にも慣れていたので自宅で済みました。が、私にまだ喘息知識なく対応にも不慣れだったら、入院でした。

 

初めての子どもの入院。私の責任だと思った

さて、ここで。タイトルの、入院は親の責任か。について、正直私は1回目の時はそう思いました。といっても、他に入院していた小児の人たちに対しては全くそんな事は思いませんでしたが、自分の子どもとなると、やっぱり自分に非があったんじゃないかと思ってしまいます。

いくら、夜通し看病していたとしても。

  • 薬を一生懸命飲ませても、飲めなかったこと。
  • 高熱が何日続いたら連れて行くべきか、まだ知らなかった事。
  • 赤ちゃんの急な容態変化について無知だった事。
  • 本当はもっと早く救急外来に連れて行けば治っていたかもしれない事。

今でも、思い出すと色々と足りなかった部分が思い浮かんで、落ち込んでしまいます。もしかしたら、他のお母さんもそうかもしれません。大切な自分の子どもが辛い思いをしているのを見て、大丈夫だよ。お母さんここにいるからね。と笑いかけながらも、本当はお母さんも悲しんでいる。それは子どもを想う親なら普通の事ではないでしょうか。

その後1回目入院が終わり、通常生活に戻って日々を過ごしていたものの、今度は娘の喘息疑い。そして、まだ喘息についてあまり知らないまま、今度は2回目の入院になりました。急性気管支炎及び喘息発作

 

2回目の入院とそのきっかけ

喘息発作を見たことある方は分かると思いますが、発作は本当に辛そうです。咳がひどく、呼吸ができなくなります。でも、私はそれまで発作というものを見たことがなかったので、娘の初めての発作の時、それが発作だとわかりませんでした。夜中の発作で、何だか苦しそうなものの、果たしてこれは救急外来に連れて行くほどの緊急度合いなのかが分からず(鼻孔が大きく、苦しそうではありました。が、何とか寝られていたのでまだいいのかなと、、、)、朝一でかかりつけのクリニックに行きました。そこで発作止めの吸入(メプチン)をしてもらい、娘が楽になったのをみて、初めて「ああ、これが喘息発作なのか!」と気づいたのでした。

ただ、それも土曜でいつもの先生ではないので、「喘息フォローが必要だと思いますが、いつもの先生に相談してみてくださいね。」ということで、月曜にもう一度クリニックへ。そこから、喘息フォロー(喘息発作が起きないように薬でコントロールできるように、投薬すること。この場合はシングレアのみ飲むことに)を開始しました。

 

が、結局フォロー開始3日後に急性気管支炎及び喘息発作で総合病院で入院になったのでした。初めての発作から6日後でした。

 

 

娘は実は喘息持ちだった!という事実にショック

本当は、小さい頃から喘息の気があったようです。風邪を引くと毎回ホクナリンテープとシングレアを貰う。咳が長引く。ホコリに弱いなど。そして実は「喘息フォロー(コントロール)」をとっくに始めていてもおかしくなかった状態だったのです。が、結局私がそれに気付かず、入院して初めて娘は喘息なんだ!?と確定したのでした。

では、どうして私は入院するまで娘の喘息に気付かなかったのでしょう

怠けていたのでしょうか。何も努力しなかったのでしょうか。もしかしたら、そう言っても間違いじゃないかもしれません。無知は罪かもしれません。

いつも娘のためにできる事をしていたし、何ができるかを探していました。でも、医療系知識は足りなかった。もっと喘息について、知識があったら、本当はもっと早く対応ができて、もっと前に喘息治療がはじめられてここまで苦しい思いをしなくて良かったかもしれません。

この思いがどうしても消えなくて、退院する際に総合病院の担当の先生に聞いてみました

 

担当の先生の回答

「どうしてここまで酷くなるまで、治療ができなかったのでしょうか。クリニックで毎回診てもらっても、喘息とは言われず、私も気づきませんでした。もっと早く、喘息フォローを始めていたら、ここまで娘は苦しい思いをしなくても良かったのか、気になるんです。」と。率直に。

そしたら、こんな回答をもらいまいした。

 

喘息の診断は難しく、お母さま方もショックを受けやすいため、すぐに言わない医師も多いです。大抵、喘息気味ですね、とか、胸がヒューヒューしてますね。とか、喘息の気がありますね。などで過ごしている子どもも実際多いのです。そして、入院して初めて、喘息と確定される場合があり、そこから喘息治療を開始するケースが多くあります

今回娘さんは確かに大変でしたが、これを機会に喘息フォローを開始できるのは、よいきっかけでした。まだまだ、本当は喘息治療が必要なのに、まだ発見されなく埋もれているケースが多く、それが現在の課題なんです。」

 

すごく、すっきりしました。
救われた気がしました。
今回は、確かに私に喘息の知識がなかったのは致命的な欠点だった。でも、仕方なかった。と思えたのです。怠けていた訳ではないし、色々頑張っていた。でも、防げなかった。それは、仕方なかったな。と、ある意味諦めがつきました。すると前向きになれました。

 

必要なのは、知識をつけること

 

医療関係の仕事をしていたり、身の回りに喘息の人がいない限り、通常は喘息に関する知識はないと思います。少なくとも、私にはありませんでした。それは悪い事ではないし、責められる事でもないです。でも、娘の喘息を機に、勉強しなきゃ!と思いました。知識は力です。知っていれば、娘を守れる事も多いでしょう。

喘息治療は時間がかかりますそして、ぱっと見、治ったかどうか分かりません。そのため経過が良くなると治療を途中でやめて発作をまた繰り返すケースも多いとの事です。そうすると、喘息が治らないばかりか、気管支の炎症の形がそのまま固定化して、気管支が細くなったままで治らなくなる事もあります。そういう事も、今後治療をしていく上で知っていれば勝手に治療を止めたりしないと思います。

子どもの喘息治療をするかどうかは、結局のところ親が病院に連れて行くかどうか、薬を飲ませ続けられるかどうかだと思っています。だから、親が知識をつける事は、子どもを守る事になるのではないかと。

 

まとめ

子どもが喘息になったら、入院したら。まずは、気持ちの整理が必要だと思います。色々考えて、落ち込む事もあるかもしれません。でも、沢山考えて落ち込んだら、「今回のことは仕方なかった。」と思えるところまでくると思います。この「仕方なかった」というのは前向きになるのに重要です。自分を認めるタイミングだと思います。

ここまで思えたら、もう大丈夫です!あとは、今後のことを考えましょう。たくさん調べて、疑問点はお医者さんや看護士さんに質問したりして、知識をつけるといいと思います。そうしたら、これまで何が足りなかったか、今後なにが必要かが見えてきます。そうすれば、あとは前向きに。子どもに寄り添った治療ができるといいなと思います。

1人でも、悩んだり落ち込んだりしているお母さんお父さんが、楽になって前向きになれると嬉しいです。

 

 

 

 

 

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