小児科の選び方_その3:理想のお医者さんポイントまとめ

      2016/07/19

 

子どもの病院選び。長年住んでいる場所や知り合いがいる場所でないと、これは結構な難題です。私は子どもが3ヶ月の時に引っ越しをして、引越し先でいい病院はないかと小児科を探してきました。が、Aクリニック、Bクリニックで痛い思いをし、その後Xクリニックに落ち着きました。

ここでは、小児科Aクリニック(小児科の選び方_その1:忙しい先生は気持ちの余裕もない)、Bクリニック(小児科の選び方_その2:人気があって優しそう=いい先生、ではない)を経て、どうやってXクリニックに辿り着いたのか。私にとって理想のお医者さんはどういった人かをまとめました。

 

 

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これまで2つのクリニックを辞めた理由

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さて。小児科Aクリニック(小児科の選び方_その1:忙しい先生は気持ちの余裕もない)、Bクリニック(小児科の選び方_その2:人気があって優しそう=いい先生、ではない)。両方、お世話になることをやめた私でしたが、なぜその2つを止めたのかもう一度確認してみようと思います。

 

【 Aクリニック 】

  • いつも混んでいて人気であった
  • お医者さんはいつも忙しそうで、イライラしていた
  • 病状は簡潔にまとめて説明しないと、叱られた
  • 診察した後の説明は特になく、薬を処方しておしまい
  • 質問するとイラッとされる&詳しく教えてくれない(時間がない?)
  • 聴診はしっかりしてくれた
  • オムツかぶれを訴えても、おしりは見ず亜鉛華単軟膏のみ処方された
    ※細かい!と思うかもしれませんが、皮が剥がれるくらい本当に酷かったんです。
  • 受付の女性たちは丁寧であったが、いつも追われていて、雰囲気が怖かった
  • 電話予約システムを導入していたが、予約なしで来る人も多く、結局待ち時間が長かった。
  • 予約して1時間待ちは普通。2時間待つことも。具合の悪い子どもを連れて狭い待合室で長時間待機はきつかった。
  • 決定的だったのは、入院した報告をしたら「私のせいって言うの?」と怒られたこと

→結果、本当はいい先生かもしれないし、システム上うまくいってないだけかもしれないけど、私には合わないと思ってBクリニックに。

 

【 Bクリニック 】

  • クリニックが綺麗であった。近所では「お城」と呼ばれていた。
  • 受付や看護師さんが丁寧で綺麗な人ばかりだった。
  • 小児科だけでなく、内科、婦人科、泌尿器科など幅広くみてくれた。
  • 全体的に落ち着いた雰囲気で待合室も明るく広く、過ごしやすかった。
  • 自販機が無料で、ジュースやコーヒーなどが飲み放題。子どもに人気があった
  • おもちゃやジオラマなども豊富で、これも子どもの心を掴んでいた
  • 診察時間は部屋に入って出るまで1分程度で、スピーディであった
  • 医師はいつも笑顔で優しそうだった
  • でも質問には、いつも詳しく答えてもらっていない事に気づいた
  • 毎回薬を大量に処方されていた事にも気づいた
  • 薬が多すぎる事にも気づいた
  • 娘が喘息であると、教えてくれていなかった(2年通ってたのに)
  • 娘が喘息で総合病院へ入院した(もっと早く喘息治療を始めていたら、入院しなかったかもしれない)
  • 実は「薬を出し過ぎる」「入院が必要な状態でも総合病院へ紹介しない」という情報を得た(娘の入院先のお医者さんから、、、秘密です)

→結果、他のクリニックへ行くことにした。

 

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(余談)実は!!後ほど分かりましたが、医師免許があれば何科の看板を出してもいい事を知りました。実際にその科が専門でなくとも、、、。これは医療関係の仕事をしてる方だと普通に知ってることかもしれませんが、私は全く知らなかったので、驚きました。

 

理想の小児科医、ポイント5つ

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ということで、色々と痛い思いをした私は、理想の小児科医のポイントをまとめて、それを元に、新しい小児科クリニックを探すことにしました。

 

【(勝手に)理想の小児科医ポイント5つ】

  1. 問診:症状に関する必要事項をしっかり聞いてくれる
  2. 聴診:少なくとも胸4カ所、背中4カ所
  3. 聴診と喉以外の確認:必要であれば耳のチェックやお腹の触診など
  4. 質問への回答:質問に対して誠意をもって答えてくれる
    どこまで伝えるかはお医者さんによって悩む所だと思うので、ここでは丁寧さと誠意を重視)
  5. 子どもに対する考え方:なにより、子どもにとって最良の治療法を考えてくれている

 

待ち時間の長短や、別室があるどうかなどは、経営上・システム上の問題だと思うので、ここでは省いています。また、見た目優しそうかは、いいお医者さんであるかどうかは関係ないと思ってます。不器用な方もいるでしょうし、怖そうな方もいるでしょう。体が大きいだけで、子どもに怖がられることもありますしね。

 

 

患者として必要なポイント5つ

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さて。理想のポイントを考えたのはいいとして、この5つを満たすお医者さんを見つけるためには、私、患者にも知識が必要です。というか、理想のお医者さんを見つけるためには、理想の患者にならないといけません。だって要望ばっかりで全て任せっぱなしの患者には、お医者さんもいい顔しないでしょうし、そもそもしっかりした情報や知識がないと、問診に答えられないどころか、的確な質問もできません。まして、症状や薬の説明を受けても、患者側に知識がないと、理解ができないと思います。

正直、私は患者として未熟でした。ま、お医者さんに言われた事やっておけばいいや。と思ってました。

だから、AクリニックやBクリニックで困った事になったのです。

さて。では患者として何が必要か!!自戒の念も込めて、これも考えてみました。

 

【(勝手に)患者として必要なポイント】

1. 自分で考える。医者任せにしない
言われた事だけやってればいいや。ではなく、症状をしっかりメモしておく、薬について覚えておく。など自分にできることをやる。知識が増えれば質問も的確になるし、説明もよく分かるようになる

 

2. 質問する
疑問や不明点は質問して、理解を深める努力をする。遠慮して質問せず、後で不満を残すことは絶対に避ける。もし「ちゃんと教えてくれなかった」と思うことがあれば、医者の責任ではなく、自分が質問しなかったうっかりミスだと考えよう。

知識量の大幅な違いによって、医者はどこまで説明が必要か分からず、患者は自分で何が分かっていないかが分からない。結果、説明不足や質問不足が起こる。と私としては考えています。なので、歩み寄りが大切。

 

3. 明確な答えを求めない
理想の小児科医ポイント4に関係するが、一度の診察で「熱がいつ下がるか」とか「これはただの風邪か」とか、すぐ答えられないことは多々ある。なので、質問して曖昧だなーと思う答えがあったとしても、よく考える。もしかしたら適当な事を言わない、誠意ある答えかもしれない。

 

4. 無理難題を言わない
医師も人。家族もある。不必要に時間外に緊急で見て欲しいとか、うちの子を優先して欲しいとか、理不尽な要求をしない。(夜間救急に行くと、意外にそんな人を見かけてビックリ)。

 

5. 信頼して、治療に協力する
しっかり質問して不明点を解消したのであれば、勝手に薬をやめたり、通院を打ち切ったりしない。医師は患者の状態を見て、治療方針を立てている。必要な治療を勝手にやめて症状が悪化する場合もある。なので、途中放棄しないで、一緒に治す努力をする。※信頼できないなら、他の病院やお医者さんを探す。

 

ちょっと長いですね、、、。でも、何回か入院したり、長く通院する中で、患者として重要だと思う点をまとめました。

 

実際、どうやって理想の小児科医を見つけるか

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やっとここに辿り着きました!!長かったですねー。すみません。さて。理想のお医者さん、理想の患者、ポイントをまとめましたが、結局のところ実際に探すのは結構難しいです。だって、専門知識のない素人が、お医者さんのスキルを測るなんて正直無理です。

ということで、いくつか私がやってみた方法をご紹介します。

 

口コミサイトの落とし穴

くちこみ。たくさんサイトがありますね。でも、気をつけないと、、、その情報は正しくないかもしれません

口コミに投稿する人たち、その人たちはどうして投稿するのでしょう。暇だから?他の人にどうしても教えてあげたい情報だから?まぁ、そういう人は少ないでしょうね。

口コミは、書くとある程度のリターン(ポイント50もらえるとか)がもらえる場合が多いです。そして、投稿の規約として、営業妨害になるような悪い情報はコメントとして書けないサイトが多いです(benesse運営のXXXX's parkとか)。

なので、ある程度の情報を得るのにはいいですが、それが全てだと考えると、私みたいに落とし穴にはまります。(口コミでとてもいい評価だったBクリニックさん、、、)

 

口コミサイトの長所と短所

  • 長所:色々な人の情報が得られる
  • 短所:いい事しか書いてない。情報が偏っている。

 

 

実際行った人に聞く・・・素人情報にとどまりがち

以前口コミサイトで痛い思いをしたので、今度は実際に行った人に聞く!!!というのをやってみました。

 

 

ということで、聞きました。色々な場所で。もちろん、聞く相手も私と同じような新米のママさんもいれば、何人もお子さんのいるベテランママさんもいます。どの人の意見を参考にするかは、だいたい数を多く集めてから考えますが、やっぱりベテランママさんの情報が有効なことが多いです。だって、小児科医と付き合ってる年数が違いますもんね。

やっぱり、口コミには書けない情報も、直接聞けば教えてもらえることがあります。どんな症状で、どんな薬を貰っただとか、治るのに何日かかったとか。結局他の病院にいったとかなんだとか。

 

しかし、ここで気付いたのは、、、私が行くのをやめたBクリニックの評判が良かったことです。私が気付いていなかったのと同じく、何人かの方は、「Bクリニックはとても綺麗でおもちゃも豊富でいい」「スピーディに診察してくれて待ち時間が少なくて良い」「風邪のの時は咳止めテープをくれるから便利」などなど、、、。Bクリニックの落とし穴に気づかず、高評価をしていたことでした。。。

 

直接聞くことの長所と短所

  • 長所:いい情報、悪い情報、両方得られる
  • 短所:素人情報にとどまっている。優しい=いい先生になりがちで、薬が多いのに気付いていない場合がある。

 

一番有効だったのは、医療従事者の知り合いに聞く事

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結局、最終的に行き着いたのは、地元の医療従事者に聞く事でした。

こどもの支援センターでたまたま友達になった人が看護師だったとか、自分が通っている内科の看護師さんや受付の人に聞いてみるとか。とりあえず、地元の医療従事者の人に聞いてみました!!

そうすると、やっぱり地元の病院やクリニックの情報をよく知っています。もちろん、他の病院の悪口とかは言いませんが、客観的な事実を教えてくれたりします。そしてよっぽどよくない場合は、どういう理由で止めたほうがいいか教えてくれました。

 

そしてついに!今お世話になっている小児科クリニックにたどり着くことができたのでした。

 

あーながかった、、、。

 

 

医療従事者の知り合いなんて、近くにいないよー。という方。まずは、支援センターの事務の方でもいいです。たまたま隣に座っているママさんでもいいです。話しかけてみてください。そこから、ちょっとずつ情報を得ていけば、意外とたくさんの情報が集まってくると思います。

 

まぁ、そんな長い道のりを経なくても、納得できるお医者さんに会えるのが一番ですけどね!

 

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追記

結局、娘6歳、息子2歳になって思うのは、診察してくれる時に、「この子がもし自分の子どもだったら、私はこうしますと考えてくれる先生が一番だな。と思いました。

 

「医学的には、教科書的には普通この薬を使いますが、もし私の子どもだったらこの薬とこの薬を使って様子をみます。」

 

こう言ってくれたお医者さん、この人は信頼できる。と思いました。

 

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