子どもの入院。付き添い大人&子どものごはんのコツ

      2016/07/01

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はじめに

子どもの入院は、突然やってきます。しかも、数週間の入院になる事も珍しくありません。私の娘は2回急性気管支炎及び喘息で入院しましたが、今年の夏は川崎病で10日間の入院でした。しかもこの時は保護者の24時間付き添いが必要な病院

ということで、行ってきました。患者の4才娘を囲んで1才男の子とXX才母の3人生活。6畳程度の部屋に、どでかいベッドがどーんと置かれ、歩くスペースもやっとの部屋でしたが、不思議と10日間、大して不自由することもなく過ごせました。ちなみに、私の実家に帰省中に娘が入院したので、旦那はいません。また、実家から車で1時間以上かかる病院なので、実家からの応援もあまり期待できません。私の父は忙しいし、母は車運転できないし、姉は出産間近なので。

なので、ここでは、3人生活を3人でなんとか賄うことを最終ゴールにしています。もし近くに支援してくださる方がいる場合は、たくさん頼って、こんなシビアにしないでくださいね。ただでさえ疲れやすいと思うので。

 

この10日間で一番気を遣ったのはやはり、食事です。患者のご飯はでますが、付き添いのごはんはありません。お弁当と言っても、毎日毎日お弁当やレストランだとコストもかさむし、野菜が足りない。しかも、今は1歳の男の子つき!ということで、今回役立ったものをまとめました。

 

入院した際の環境

  • 冷蔵庫あり(冷凍庫なしの高さ60cmくらいの小型のもの)
  • 共有レンジあり
  • 共有オーブントースターあり
  • 共有のポットでお湯が使える(使えない場合はレンジでチンしてお湯を沸かせる)

上記のものは入院設備のある病院では、大抵おいてあります。冷蔵庫が共有の場合もありますが、その際はビニール袋に部屋番号と名前を書いて使用すればよいでしょう。

 

※入院は精神的にもショックを受ける方が多いと思います。特に母親は、自分が気付けなかったからと責任を感じがちです。でも、とりあえずそのショックは脇に置いて、自分のごはんを考えましょう!!冷蔵庫とレンジとお湯があれば、何とかなります。私の入院中のごはんはショボいかもしれませんが、健康を崩すことはありませんでした。

 

子どもは、お母さんの感情に敏感ですまだ語彙が少ない子どもにとって、周囲の大人の感情は自分の置かれた環境を理解する上でとても重要な要素です。ですので、子どもは周りの大人の感情を敏感に感じ取ります。周りの大人が不安そうにしていたら、こどもも不安になります。特に、こども自身が病気で辛い時ほど、周りが「ちゃんと治るかな、、、大丈夫かな、、、」なんて不安そうにしていたら、本人はもっと不安になることでしょう。なので、まず、こどもが病気になった時は、一番身近な大人。そう、お母さん。もしくはお父さん、または...

 

 

まず、何を食べていたかご紹介

私のごはんの献立例を、、、。えー、簡単ですが、野菜は多めです。

朝ごはん

  • ロールパンなど(焼かなくても食べられるもの)またはシリアル・グラノーラ
  • サラダ(人参、ブロッコリー、キュウリ、レタス、ミニトマトなど)
  • ヨーグルト(1回食べきりのカップタイプ)
  • ベビーチーズ
  • ソーセージ(レンジでチン)
  • 牛乳(500mlパックを冷蔵庫に入れて使用)
  • 果物(みかん、バナナ、キウイなど、少量ずつ食べられて冷蔵庫なしでもOKのものを)
  • たまにコーンスープ

昼ごはん

  • 病院のレストランのものを、お盆で部屋まで持ち帰る
    ※お盆は後で戻しにいきます。病院内なら、通常メニューも部屋まで持ち帰れる事が多いです。レストランで聞いてみてください。
  • お弁当を病院内で購入する

上記2パターンは割と多かったです。持ち帰りのメニューはうどんやしらす丼など、1才児が食べられるものを選択。お弁当は幕の内弁当などの、おかずの品が多いものを選びました。1才児には、暖かいものををあげて、自分の分が足りない場合は、

  • レトルトカレー
  • レトルトハヤシライス
  • レトルトごはん
  • サラダ(朝のバリエーションを変えて)
  • お味噌汁(インスタントに乾燥わかめを入れて、わかめ増量)

などを使っていました。白米は普通のパックだと200gで意外にたくさん入っていて、結構お腹いっぱいになります。

 

レトルト万歳。

 

夜ごはん(例)

  • ふかし芋(さつまいもをレンジでチン)
  • レトルトご飯
  • 冷奴にワカメ(乾燥ワカメ)
  • お豆さん(レトルト)
  • ハンバーグのレトルト
  • 野菜にトマトやキュウリなど
  • うずらの卵レトルトも使える

お昼が、買ってきたものとレトルトご飯でお腹いっぱいの場合は、夜ごはんをカレーやハヤシライスにしていました。

↓こんなイメージ。近場のスーパーで似たようなのをまとめて購入。

 

 

準備するもの

 

調理器具など

  • ナイフ(100円均一でゲット!)
  • タッパー(これも100均。大中小2セットくらいあると便利)
    フタもレンジできるものを!
  • 自分用にタンブラー(大きめで保温保冷ありが便利。コーヒーやお茶で気持ちを明るく)
  • 子ども用に水筒(お湯やお茶を入れておく)

 

食器類

  • お皿は仕切りのついたワンプレート
  • 深みのあるお皿(おわんやサラダボールなど、耐熱性あるもの)
  • お箸
  • コップ
  • スプーン・フォーク
  • これらが殆ど入るプラスチックの箱(部屋の備え付けの棚に入る大きさがベスト)

お皿やコップはプラスチック製だと割れる心配も大きな音もでなくて◯。

個人的にはIKEAのKALASシリーズが好きです。が、こんな緊急時はIKEAに行ってる暇はありません。自宅にあればOKですが、なければ100均で確保しましょう。特にワンプレートの食器。セリアやダイソーにあって便利です。この場合レンジできるか不明ですが、まぁいいでしょう。

 

さぁ、ごはんを準備します!

といっても、調理という程のものはないのですが、、、

タッパーとレンジを大活用してください!!そして、タッパーで2〜3日保存。生野菜も保存法を注意すれば、冷蔵庫で数日もちます。

 

主食とメインのおかずは

レンジでチンしてお皿に入れる。または、トースターで軽く焼くか、そのままボールに入れるだけ。

  • 主食
    • パン(レーズンパンや食パン)
    • レトルトの白米
    • コーンフレークやグラノーラ
  • メインのおかず
    • チンするハンバーグやその他類似のおかず
    • レトルトカレー(1歳からのものもあります。アンパンマンとか)
    • 母親が魚の煮付けを一度持ってきてくれました。これで2日もちました!

その他のおかず(副菜というほどでもないけど、、、)

あると便利な小さいおかず。レンジでチンか、そのままお皿に乗せます。

  • ウインナー(レンジでチンします)
  • キャンディーチーズ、ベビーチーズ
  • 小パックのヨーグルト
  • 豆腐(3連パックなどのミニサイズ)
  • 納豆(4連パックのミニサイズ)
  • レトルトのうずらの卵

※缶詰のおかずは味が濃いのでこどもにはあまり使いませんでした

 

野菜について

レンジでチンするか、切ってそのまま盛りつけます。

  • 根菜は、洗って切って、水を少々振りかけてタッパーに入れてチン。フタもしてくださいね。人参、じゃがいも、かぼちゃあたりがオススメ。
  • レタスは濡らしたままビニール袋にいれて冷蔵庫。4〜5日もちます。
  • きゅうりもビニール袋で保存して数日保管。
  • コーンの缶詰は彩りを添えるのに重宝します。ミニサイズを1つ買ってタッパーにいれてちまちま食べると長持ち。
    特に、こどもたちは何故かコーンが好きなので、気分もあがります。

汁物

お湯に大活躍してもらいます。

  • コーンスープやたまごスープ、お味噌汁はお湯で溶かす
  • ワカメスープ、お味噌汁は、乾燥ワカメでワカメ増量がオススメ

 

飲み物について

  • 牛乳はレンジでチン(しなくてもいいけれど)
  • お茶はティーバッグを活用(水筒で作りますが、お茶だけは病院でもらえる事も多い)
  • 自分用のコーヒーや紅茶は、ティーバッグやドリップ。面倒な時はインスタントを活用

 

味付けに使うもの

ここで、3大調味料(勝手に命名、しかも調味料でないものもあり)が大活躍です。

  • ジャムかはちみつ(ヨーグルトやパンに)
    ※子どもが喜びます。密かな楽しみになるので、気分もあがっていいです。
  • ポン酢(サラダにも豆腐にも使えます)
  • ふりかけ
    ※これもやっぱり子ども用。気分が乗らなくても(特に1才。たまに4才も)、アンパンマンふりかけをかけると食べてくれます。

 

驚いたことに、塩こしょうは買いませんでしたし、なんとかなりました。お醤油もいいですが、フタ付きだと大きいのしかなかったので、小型のポン酢を購入。これで何とかなります。

 

 

おわりに

ナイフと、レンジとタッパーがあれば、火を使わなくてもある程度のことができますあとは、素材が痛みにくいものを手にいれることがポイントです。

長期の入院は、付き添い側も大変かもしれませんが、でも体調を壊すことはできません。便秘も辛いし、太るのも困ります。冷蔵庫、レンジ、お湯。この3つがあれば、結構できることも多いのです

今現在も、多くの子どもさんが入院して、多くの親御さんや保護者の方が付き添いで一緒に病室暮らしをしていることでしょう。入院は先が見えない場合があります。いつ退院できるか分からない事もあります。3〜4日といってたのが2週間になったり、数ヶ月になったり、さらに長くなったり。。。

でも、どうせ時間を過ごすなら少しでも笑顔になれると良いですね。

もしこの記事で、どなたかが少しでも快適な入院生活ができれば。嬉しいです。

 

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