喘息で入院した友達。お見舞いのタイミングは?そもそもお見舞いはOK?

      2016/07/15

喘息で入院した場合のお見舞いについて、結構調べている人がいるようですので、ちょっとここで、「もし友達が喘息で入院した場合。お見舞いに行ってもいいかどうか、そのタイミングは?もしくは、そもそもお見舞いはOKかどうか。」について、私なりの見解をまとめてみようと思います。ただ、うちの娘は重度の喘息ではなく、中等度喘息発症から1年間、日々の治療を続け今は軽度の喘息になってきました。喘息での入院も1回、入院の勧めを受けたものの何とか自宅療養にしてもらったのが1回と、経験としてはかなり浅いです(他の入院はプラス2回ありますけど)。ですので、この記事は絶対ではなく、そこらのお母さんのちょっとした考え方程度として参考にしていただき、お役に立てれば嬉しいです。

 

相手の方の喘息の状態はどうでしょうか?

喘息で入院と言っても、容体には段階があります。個人的には、以下3段階かなと考えています。

3段階の状態

  1. 一目見てとても苦しそうで、発作がどうしても収まらない状態。酸素チューブが付いている場合も。
  2. 薬で発作を抑えていて見た目は落ち着いていそうでも、薬が切れるとすぐに発作が出る状態。
  3. 薬の投与もだいぶ減ってきて見た目も元気そうだけど、血中酸素濃度も完全に回復してなく、まだ退院に踏み切れない状態。

 

多くの方は、「入院」と聞くと、1の状態を思い起こす方が多いのではないでしょうか。確かに、1は危険です。通常健康な人なら98~100ある血中酸素濃度も90とかそれ以下に落ちている場合もあります。娘もチューブが付いていました。その状態はとても見ていてかわいそうで、見た目も弱々しく、息も絶え絶え、、、でした。

でも数日で2まで回復。しかし、喘息の発作の対処療法である気管支拡張剤が切れると、またすぐ発作を発症してとても苦しそうな状態に戻ります。これが1週間程度続いた事もあります。

3まで治ってくるともう安心です。基本は落ち着いています。でも、またいつ発作が発症するかは分かりませんので、予断を許しません。

 

お見舞いに行くタイミング

もしお見舞いに行きたいとお考えであれば、相手の方の喘息の状態が、どれ位まで回復しているのかを確認する必要があります。1(呼吸困難)はお見舞いは控え、2(薬で発作抑制中)は多少ちらっと顔出しOK、3(退院が視野に入ってきた)はお見舞いOK。です。

 

1、の発作がまだ収まっていない時(呼吸困難)のお見舞い

呼吸困難な状態がまだ落ち着いていない時のお見舞いは、正直困ります。でも、家族同然の付き合いをしていて、相手の方(子供、親)も弱った状態を見られても気にしない程の関係であれば、ささっと顔を出して挨拶するくらいならいいかもしれません。この状態では、遊ぶどころではないので、おもちゃや絵本もまだ必要ありませんし、花なども厳禁(呼吸器系ではNGです)なので、必要なものを渡してあげる(直接確認しましょう)とか、食糧(冷蔵庫の有無を確認するといいです)をサポートとして持って行ってあげるなどがいいと思います。

 

2、の発作を薬で抑えている状態(薬で発作抑制中)の時のお見舞い

1よりも大分ましになったものの、まだ苦しさが残っています。ですが、だいぶ落ち着いているので、ちらっとのお見舞いは多少はいいと思います。ただ、気管支拡張剤といって、喘息の発作(気管支が収縮して気管が狭くなり、息ができない状態)を抑える薬を使って発作を抑えていますが、1日最大5回の吸入をします。これは状態によって減らしていきますが、この吸入が大体10分程度。機械で液体の薬を噴霧上にして吸い込みます。ですので、お見舞いで顔を出している間に、吸入になったり、投薬の時間になったり、何等かの検査になったりする可能性が高いです。

薬で落ち着いている分、元気そうで良かった!と思ったりするかもしれませんが、まだまだ先は長いので、お見舞いは顔をちらっとみて、「調子はどう?みんな○○ちゃん(くん)を待ってるからね。ゆっくり休んで帰って来てね。」くらいの会話をして、ではまた!がいいと思います。

 

3、の容体がだいぶ落ちつき、様子見(退院も視野に入ってきた)の状態

ここまで来ると、子ども本人も、親もちょっと気持ちが落ちついています。子どもはそろそろ、早くおうちに帰りたい!!と泣いているかもしれません。本人としては、息も殆ど苦しくないのに、部屋からまだ出られなくてつまらない。友達と遊びたい。と思っているかもしれません。でも、まだちょっとした事で発作が起きる可能性があります。タバコや花火の煙、虫よけスプレー、花の花粉やホコリなど。生活におけるふとした事が、発作を引き起こす原因になっています。

でも、本人はだいぶ元気です。仲良しさんが会いに来てくれるとすごく喜びます。「今日、おばあちゃん来てくれたねー!!お手紙もらったね!!」なーんて、お見舞いの人が帰った後でも、そのトピックで会話ができるわけです。ですので、相手の方が来て欲しそうであれば、ぜひ顔を出してあげてください。もし付き添い看護でお母さんも一緒に寝泊まりしているようであれば、お母さんも誰かと話をしたがっているかもしれません。私はまさにそうでした。子どもと缶詰で部屋にこもりっきり。大人との会話が嬉しかったです。

長居はおススメできませんが、おやつを持って一緒に食べる、程度はいいと思います。

 

お見舞いには何を持っていくといい?

喘息(呼吸器系)ではお花はダメです。娘は小さいころから花が好きだったので、私も道に咲いてたお花を2輪持っていきましたが、看護師さんに回収されてしまいました。その他は、子どものお見舞い、おすすめ&嬉しいもの を参考にしてください。

 

まとめ

お見舞いは、物理的に来てくれるかどうか、ではありません(少なくとも私にとってですが)。幼稚園に来てないし、心配してるよ。気にかけてるよ。という気持ちが伝わってくるだけで、本当に嬉しいです。ただ、それを色々な方からメールを頂いてしまうと、返信しなきゃ!!と逆に入院中の方に気を遣わせてしまう可能性もあります。ですので、メールをする場合は、「返信はいらないよ。帰ってきたらまた遊ぼうね。」と、返信不要の旨を一言入れるといいと思います。

また、お友達からの手紙(ちょっとした絵だけでいいんです)は、娘は本当に嬉しそうでした。ただでさえ、友達に会えなくてさみしい中、他のお友達は幼稚園(保育園)で一緒に遊んでるんだと思うと余計にさみしかったようです。だから、親や親せき、祖父母でなく、やっぱり友達から何かもらう、友達はちゃんと私のことを覚えてくれている、という実感が持てるものがあると、すごく嬉しかったようです。

 

喘息は一朝一夕には治りません。時間をかけて、徐々に治療をしていく必要があります。時には入院もするでしょう。そんなお友達を、周りの大人の方、友達、みんなで見守ってあげてください。辛いのは本人です。早く、入院中のお友達が、日々の生活に戻れますように。

 

こんにちは。2児の母、mosakiです。これまで、娘が急性気管支炎で1回、喘息で1回、川崎病で1回、計3回入院した経験から、子どものお見舞いに貰って嬉しかったものや、困ったものなどをまとめました。ちなみに、私も出産を除いて3回ほど入院経験あります。私の場合は病気ではなく、怪我ですが。。。では、はじめましょー。長いので、必要箇所だけ読み進んでくださいね! お見舞いに行く前に小児病棟のお見舞いは、病院によって、入れる人が「両親と祖父母」に限られている場合があります。また年齢制限(12歳以下はダメとか)があ...

 

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