川崎病!?県外入院!?すぐに「限度額適用認定証」の申請を!!手続きは切手代のみ。

      2017/09/19

たまたま県外の帰省先で入院になった。または手術や治療で思った以上の医療費になった!!これらは突然やってきます。私も例外ではありません。

風邪かと思っていた娘が川崎病になりました。しかもここは帰省先。入院は結果的に10日間でしたが、血液製剤やエコーも頻繁に行うため、治療費はどんどん上がっていきます。現住所がある県内の病院なら、市の補助で小児医療費は無料になるところ(小児医療費助成制度)、ここは県内ではありません。
※県内の医療機関等であれば、市の補助は有効だそうです。

 

ああ、ただでさえ帰省の交通費も結構かかるのに、どうしよう!!後で戻ってくるとはいえ、一時的にでも大金が出ていくのは家計負担が大きすぎる!!!あわあわ、、、。となっていたら、病院の事務の方が「限度額適用認定証」を申請するといいですよ。と教えてくれました。

「さて、ここで「限度額適用認定証」について疑問がわきます。
医療費は自宅に戻って市役所に医療費払い戻しの申請すると戻ってくる。払い戻して、医療費が戻ってくる場合でも、「限度額適用認定証」は申請ができるの??娘は対象??

と、色々悶々としてきました。いかんせん、県外で入院なんて初めてです。「限度額適用認定証」も初めて聞きました。ので、そこはやっぱり病院の事務の方に聞いてみました。答えは、「すぐに申請してください!!」でした。

 

一旦自分で支払って、後ほど医療費払い戻し申請してもいいけれど、やはり一度に数十万の支出はダメージが大きい。「限度額適用認定証」を手に入れておけば、その大きな支出を最小限にすることができる。

 

という事で、「限度額適用認定証」、使ってみました。感動です。今回初めて利用しましたが、これは本当にありがたい!!
以下に、「限度額適用認定証」の申請方法と、到着までの流れ。申請しておくと安心なケースをまとめてみます。

 

※認定証が手元に届くまでには結構時間がかかります。入院したら、躊躇せずにすぐに!!申請しておきましょう。無料ですし、1年有効です。
※限度額の適用される金額などについては、最後の参考リンク先をみてみてください。計算方法や表があります。

 

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「限度額適用認定証」申請方法

はじめに

  • 70歳未満。
  • または、70歳以上の非課税世帯などの方が対象です。

 

申請先と送付先

  • 申請先:保険証の発行元 (私の場合は協会けんぽ)
  • 送付先:保険証に記載されている住所

保険証に記載されている住所は、ビル名がないなど、途中までしか記載されていない事があるので、ネットなどで正しい住所を確認することをおすすめします。

 

必要書類

  1. 申込用紙:病院で貰うか、自宅で印刷(申請先の機関のHPにPDFがあります)する
  2. 保険証のコピー:病院の売店でコピーするか、自宅でコピーする
  3. ハンコか被保険者直筆のサイン

 

1.申込用紙:病院で貰うか、自宅で印刷する

申込用紙は、入院中の病院にも大抵おいてあります。事務の方に聞いてみましょう。私の場合、看護師さんに相談すると、事務の方に伝えてくださり、事務の方が直接書類を持ってきてくれました。

自宅で印刷ができる場合は、ネットでダウンロードも可能です。
協会けんぽの場合は、こちら。記入例はこちら

 

2.保険証のコピー

大きな病院の売店であれば、コピー機がおいてある場合があります。ない場合は、事務の方に相談してみましょう。病院内で使用できるコピー機の場所を教えてくれます。残念ながら院内にコピー機がない場合は、近くのコンビニにかけこみましょう。

ココだけの話、私の場合、病院の事務の方に相談すると、他の用事と一緒に私の保険証もコピーしてくださいました!もし、そういう好意を頂けたら、心からの笑顔で「ありがとうございます!」と伝えましょう。急いでいたので、本当に助かりました。でも、基本は自分でコピー機を探すのがベストですけどね、、、。はい。すみません。

 

3.ハンコか被保険者直筆のサイン

入院中に書類を書きましたが、手元にハンコがないので困っていたところ、ちょうど旦那が来たのでサインをしてもらいました。被保険者本人のサインであれば、捺印は不要でした。被保険者本人がサインできない場合は、捺印が必要です(協会けんぽの場合です。国民保険はわかりません、すみません)。

 

 

手元に届くまで

入院中に申請しましたが、結局退院に間に合わず、病院のお会計を待ってもらいました。次回予約があるので、予約時の支払いで大丈夫、との事でした。

大体手元に認定証が届くまで1週間かかります。

  • 8月22日 書類を普通郵便で発送
  • 8月25日 東京都の協会けんぽ本部で発行 (と、電話で確認)
  • 9月1日  認定証到着(普通郵便にて四国まで)

投函から到着まで全11日。9月2日が診察だったので危うく間に合わないところでした。ドキドキ、、、。関東であれば、もう少し早く届くかもしれません。

 

認定証の提出は月内が基本

治療先への認定証の提出ですが、入院でなければお会計前に提示します。入院の場合、診療費用は月末締めで計算するので、月末までに提示する必要があります。私の場合、9月2日まで提示を待ってくれました。よかったー。

 

 

その他メモ

保険適用外の負担分は、対象外です。食事代や病衣代、オムツ代、文書料など。

今回はじめて利用しましたが、この認定証はもちろん無料で交付されますし、1年間有効なので、この1年間また入院などあっても医療費の面では安心です。また、幼稚園児総合保険にも加入していましたので、家に帰る際の飛行機代くらいにはなりそうで、こちらもほっと一息です。

 

医療にお世話になる機会は突然やってきます。

  • 県外に帰省予定のある方
  • 持病がある方
  • これまでに入院経験があって、今後も入院は絶対ないと言えない方

上記の方は、申請しておくのも手かもしれません。入院中や治療中はただでさえバタバタですしね。でも、健康であるのが一番なのはもちろん言うまでもありません。この記事を読んでくださってる方は、お子さんに何らかの治療が必要な方が多いと思います。辛いのはお子さんですが、それを見る親も辛いですね。ゆっくりでも少しづつでも。快復に向かいますように。

 

 

その他こちらも参考になります。

協会けんぽ:医療費が高額になりそうなとき

厚生労働省:高額な外来診療を受ける皆さまへ

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