クリスマスに読みたい絵本。30年経っても色褪せない『ノンタン!サンタクロースだよ』キヨノサチコ作・絵

      2017/06/19

 

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ほぼ全ページのノドをテープで修復

 

こんな古い本ですが、太郎くんはこれが大好きです。6歳の娘もいまだに「ノンタンのクリスマス読んでー!」と太郎と一緒に聞いています。

あらすじはこんな感じ(ネタバレあります)

 

《あらすじ》

とあるクリスマス。ノンタンは赤い自動車が欲しくてたまりません。そこで、「そうだ!サンタさんに頼みに行こう!!」と夜を徹してサンタさんを探しに出かけます。しかし!!見つけるサンタさんサンタさん全員に、「わしはネコサンタじゃないから、ノンタンのプレゼントはもってないよー」とツレない返事をされてしまいます。

めげずに探し回るノンタンの努力もむなしく、ノンタンは雪降る寒い夜の中、疲れ切って木の下で眠ってしまいます。

そこへやっと!!ネコサンタさんが登場。「おーいノンタン。おや?返事がないぞ?おーい!!!!ノンターン!!!!」。サンタさんが呼ぶも、ノンタンは熟睡していて気づきません。そんなノンタンをネコサンタさんは優しくソリに乗せ、家に連れて帰ってあげます。

「ねんね ねんね、ねん ねん ねん。
ノンタン、たんたか
たんこぶ ホイ!
ねたら
サンタは やってくる。
ノンタンの サンタも
やってくる。」

「ねんね ねん ねん、
また らいねん!」

歌とともにサンタさんは帰って行き、翌朝ベッドで目覚めたノンタンは、赤い車がノンタンの靴下に入っているのを見つけて大喜びするのでした。

「サンタさん、
やっぱり きてくれたんだ。
ありがとう。」

 

このストーリー。素晴らしいです。何度読んでも楽しいし、ノンタンの必死さがカワイイと思いつつ、「ノンタン、早く帰って寝なきゃダメなんだよ!!」と心の中で叫んでしまいます。サンタさんにことごとく断られるノンタンのあのイヤッそーな目つき。2見開き、計4ページにわたって出てくるたくさんのサンタさんたち。色々な動物のサンタさんだけでなく、蜘蛛のサンタに魚のサンタ、蛇やカエルなど、多種多様なサンタさんが出てきて、この4ページだけでも見応えがあります(というか、子どもが見入っていて進みません)。

ちなみに、なんどもこの本を読んでいる我が家の2人は、この本を題材にサンタさんごっこをするのが好きです。

《遊び方》

●娘の場合(当時3歳)

「ママ、寝て!!」と言って、私が寝たふりをしていると、私のそばに何か物を置いていく。で、「起きていいよー!!」の合図で目覚めて、、、「わあ!!かわいい折り紙だ!!サンタさん、やっぱり来てくれたんだ!!ありがとうー!!」とお決まりのセリフを私が言う。

 

●息子の場合(現在3歳)

「ねんね ねん ねん たんこぶホイ!!たんこぶホイホイ ねん ねん ねん!!」とタンコブホイがお気に入り。「ねたらサンタはやあってくる〜(演歌調)」「タローのサンタも やぁって〜くる〜(やっぱり演歌調)」と歌う。

 

時期は違えど、『ノンタン!サンタクロースだよ』がそれぞれ2人に与える影響力の大きさを考えると、30年経っても色あせず、こんなに楽しむことができる絵本は凄いなぁーと思います。全く覚えはありませんが、多分私もそうやって何らかの遊びをしていたのでしょう。だって、いまだに手元に残っているので、、、。

ノンタンシリーズはたくさんありますが、私個人的には、この古い1970年代のノンタンが好きです。ぜひ、一度手にとって読んでみてください。笑えますよー。

 

 

ノンタンの他のオススメ作品
(個人的に好きな物。全て30年前買ったものが我が家にあります)

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