川崎病とアスピリン。たくさんの青あざは薬の副作用だった!

      2016/07/15

川崎病で入院したのが先月の8月15日から25日の10日間。退院からもう1ヶ月になりました。あの頃はなんだかバタバタしているようで、意外にのんびり過ごせた期間でもありました。それから1ヶ月、毎日0.09gの少量のアスピリンを飲みながら、元気に過ごしています。

川崎病は全身の血管が炎症する病気ですが、退院後も完全に炎症が収まったと確認ができるまで、血管が詰まるのを防ぐため、血液の凝固を抑える薬を飲み続けます。それがアスピリンです。退院時には、「血が止まりづらいので気をつけてくださいねー。」とお医者さんにも聞いていました。

そして、日常生活に特になんの支障も感じず過ごして約1ヶ月、ふと、発見したのです。青あざを。しかも結構たくさん!

 

 

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これは何だろう? 足がまだらである、、、。

 

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腕や手にもアザがたくさん、、、。

最初びっくりしましたが、よく考えれば、血が止まりづらいというのは、「青あざができやすい」と言うことなんですね。出血皮膚の外だと、皮下出血だとアザになる、という訳で、血が止まりづらい娘は、今の時期何かにぶつかると、そこがアザになる体質になっていたのでした。

 

 

さて、ここでやっとアスピリンの作用副作用を調べてみました。
今娘が使用しているのは、アスピリン原末「マルイシ」です。以下は、マルイシに関する情報です。ここでは、必要な情報のみ記載していますが、詳細を確認したい方は、リンク先を見てみてください。

 

4.副作用

(1)重大な副作用
(略)
(2)その他の副作用
血液:貧血、血小板機能低下(出血時間の延長等)

 

7.小児等への投与
(4)本剤投与中の15歳未満の川崎病の患者が水痘、インフルエンザを発症した場合には、投与を中断することを原則とするが、やむを得ず投与を継続する場合には、慎重に投与し、投与後の患者の状態を十分に観察すること。 (p2)

 

【使用上の注意/用法・用量に関連する使用上の注意】
国内の学会等による診療ガイドラインでは、急性期川崎病治療のゴールは、”急性期の強い炎症反応を可能な限り早期に終息させ、結果として合併症である冠動脈瘤の発生を最小限にすること”とされており、本剤での急性期の抗炎症治療としては30〜50mg/kg/日を、解熱後の慢性期の抗血栓療法としては3〜5mg/kg/日2〜3ヶ月間投与継続することが望ましい(略)

丸石製薬株式会社 解熱鎮痛消炎剤・川崎病用剤 アスピリン原末「マルイシ」より一部抜粋

 

ついでにこちらも。

バイアスピリン錠100mg

【重い副作用】(略)
【その他】
・吐き気、吐く、食欲不振、胃痛、腹痛
・じんま疹、発疹
・肝機能値の悪化
・歯ぐきの出血、鼻血、皮下出血(青あざ)、血尿

おくすり110番 

 

というか、そもそも、「インフルエンザを発症したら投与中断が原則」だったんですね!?知りませんでした。娘は18kgなので、18kg×0.5mg/kg/日=0.9g は納得です。

副作用については、様々なものが挙げられていますが、青あざ、ありましたありました。マルイシの説明書にはありませんが、同じアスピリンの説明に見つけました。医療関係のお仕事をしていれば、「血小板の作用を抑える」ことが、「血液の凝固に時間がかかる」→「出血しやすい」→「あざもできやすい」とする理解できるかもしれませんが、いかんせん医療関係に無頓着だった私は、アザだけでも大発見です。でも、仕組みが分かって良かったです。

そして、「川崎病」「アスピリン」「青あざ」で検索すると、たくさんのサイトが出てきます。みなさんのお子さんも、気づかないうちに青アザできているんですね。子どもは自分でアザができていることすら気付いていないですし、そもそも、「痛くないよー!」との事でした。

 

次回の心臓エコーまで、まだ運動制限もありますが、元気で過ごせていて何よりです。早く通常の生活に戻れるといいなー。

 - 川崎病