子どもにパソコンを教える意味はあるか

      2016/05/09

ひょんな事から、子どもにパソコンを教える事になりました。でもちょっとまって。子どもにパソコンを教える意味はあるんでしょうか?ここでは、子どもといっても、幼稚園生がパソコンを習う必要ってあるのかについて考えてみたいと思います。

 

子どもにとってのパソコンの位置付け

internet-1026473_640

そう、まずはここです。私にとってパソコンとは仕事道具です。エクセルでの計算やグラフ作成、ワードでの文書作成、パワポで企画書作ったりイラストレータでポスターやパンフレット作ったり。

それに、ネットに繋がない日なんてありません。メールは毎日欠かさず見てるどころか、数時間おきに確認してます。SNSやニュースのチェックはじめ、調べ物や買い物もパソコンで済ませます。重たい辞書は棚にしまって、最近は滅多に開くこともなくなりました。遊びの要素といえば、you tubeで音楽を聴いたり、ヤフオクやメルカリでなんかいいのないかな〜と見てるくらいでしょうか。

じゃあ、子どもたちにとっては?

我が家では5歳児にパソコンは使わせていません。2歳児なんてマウスもダメ。紐引っ張って、ネズミさんお散歩してるのー!なんてしてるから絶対ダメ。

でも、使ってる子どもたちが何をしているか聞いてみたら、主にゲームでした。ネットにある大量のonlineゲーム。あとは、you tubeでテレビ代わりにしている。くらいでしょうか。ということは、パソコンは遊ぶ機械。ということですね。

 

タイピングができない子どもができることは

technology-791410_640

でも、私としてはパソコンでゲームをするよりは、小さい時はもっと体を使って遊んで欲しいと思います。まだ基礎的な体が作られる時なので、走ったり自転車に乗ったり、公園で遊具を使ったり。または、花や虫を観察したり。画面の中でなく、実物に触れて感触を確かめながら遊んで欲しい。

と思って、去年はパソコンに触れる意味なし。と実は思っていました。が、最近ちょっと考え方が変わりました。

6歳以下の子どもたちは、ローマ字は知りません。平仮名も読める子とまだの子がいるし、数字も大きい数になると知らない場合もある。じゃあ、できることといったらマウスを動かすことと、エンターや矢印を押すことくらいです。

この、マウスを動かしてできる事には色々あります。それは、お絵描きです。

 

パソコンは遊ぶだけではなく、作り出すためのツールでもある

childrens-drawings-716340_640

子どもたちは、絵を描くことに独特の才能があります。大人が(もしくは私が)忘れてしまった、独自の感性で、不思議でとても面白いものをどんどん描いていきます。

その絵を、例えばカレンダーにしたり、絵ハガキにしたりプレゼントの箱にしたり。メモ帳を作ってみたり、タンブラーにしてみたり、手にとって見られる物理的なものにできれば面白いんじゃないかと思いました。

ともすれば、パソコンのバーチャルな世界に引き込まれてしまいそうですが、そうではなくて、今自分が生活して使っているものの殆どは、何かしらパソコンを使って作られているという事は知っていて損はしないんじゃないでしょうか。

そして、それは自分も作れるんだって分かったら。

 

手で作る強みと、パソコンで作る強み

手で作るものは、やっぱりその温かみが感じられるのが嬉しいです。ペンで書かれた線も、パソコンで印刷された線とは全然違います。インクの付き方やにじみかた、微妙な揺らぎなどが違うのです。そこが、手で作られたものの良さだと思います。ただし、時間がかかる。

 

一方、パソコンの強みは、複製が簡単なことです。絵も1つ描けば、どんどん色違いのものを作れるし、サイズも変えられる。今度、マトリョーシカ的なサイコロでも作ってみたいなと思っています。正12面体サイコロとかもできるし。そのサイズ違いだってできる。

 

子どもがパソコンを使う意味はあるか?

という事で、画面の中で見ていたものが、手にとって見られる物理的なものになる、この過程を体験できるのであれば!!パソコンを使う意味はある。と思ったのでした

自分で考えながら、受動的ではなく能動的に。

 

 

 - 習い事