喘息が出やすい時期。喘息娘と喘息疑い(私が疑っている)の息子の様子から、その理由と対策を考える。

      2017/06/20

去年の12月(といっても一月前ですね)に、娘が久しぶりに軽い発作がでました。前回はたしか10月で38度が数日続く風邪をひいた時に軽い発作がでました。ということは、まだ2カ月しか経ってなかったですね、、、。まぁ、それはいいとして。パルミコート0.5mgを1日1回吸入している娘は、このペースでのステロイド吸入でだいぶ落ち着いています。10月の前は5月に喘鳴が聞こえたかどうか、、、?という程度だったので、5月〜10月の5カ月は調子が良かったのです。が、秋から冬はやはり、調子を崩しやすいです。

ここで、秋から冬にかけて、どうしてこんなに調子を崩しやすいか。ちょっと考えてみたいと思います。

 

Sponsored Link

原因はなにか

 

乾燥

ほこりやチリが舞いやすいです。家の中にいて、カーテンを開けて日の光を入れたとき。影からその光を眺めると、部屋の中でほこりがどのくらい舞っているかがよく見えます。やってみてください。掃除しなきゃ!!と焦りますから。

窓のサッシを見るとよく分かります。それに、タバコの煙も心なしかよく飛んでくる気がします。タバコの煙については、雨の日が一番飛んでこないですね。雨の嬉しい効果です。(いや、意外でもないですけど、、、)

 

また、乾燥は鼻や喉の粘膜の働きを弱める、と言いますね。粘膜の繊毛活動が悪くなり、ホコリやチリ、ウイルスやアレルゲンが体に侵入するのを防ぎきれなくなる。とか。ここら辺は「乾燥、粘膜、繊毛、活動悪化」あたりで調べてください。

 

ウイルス

色々あります。乾燥してホコリやチリが舞いやすい、ということは、ウイルスも飛んできます。湿度が低いと、ウイルスの生存率もあがるそうです。この点についても、いろんな情報がありますね。以下は完結で分かりやすかったので載せてみます。

参考:パナソニック「湿度と健康」

 

と、いうことで、色々なウイルスが飛んできやすいこの時期は、発作が出やすいです。気管支系に影響の強いRSは1歳の時に息子がかかって痙攣と喘鳴が出たし、娘は軽い発作が出ました。去年12月に家族がかかったノロは直接的には発作を起こさなかったけど、娘が疲れて体力がなくなって来た時に発作がでました。また、去年娘がかかったなんのウイルスか不明だけど1週間熱が下がらずご飯も食べられなくなった風邪は、熱が下がって翌日から、発作が1週間止まらなくなりました。ネブライザーがなかったら入院でした。あぶなかったー。

 

つまり、体にきつい風邪は、直接的であれ間接的であれ、発作を起こします

 

ということは、そろそろ流行するであろうインフルエンザは喘息にも影響大です。ワクチンはしましたか?子ども2人と私はもうしましたが、今年は腫れました。子ども2人とも何もなかったのに、私は痛かったー、、、。1週間手のひら(指含まない)大の赤い腫れがひきませんでした。まぁ、対応するウイルスの種類が3→4種に増えたということが影響しているのかもしれません。

 

関連記事:

 

 

冷たい空気、、、?

今年は暖冬で大して寒くありません。今日も窓を開けて換気をしながら部屋で子ども達が遊んでいるという、和やかなお天気でした。なので、冷たい空気がはたしてどのくらい喘息に影響があるのか。

冬、喘息、悪化、原因

あたりのキーワードで検索すると、色々なページが出てきます。そして、大抵のサイトで、「冷たい空気」は喘息に悪い。とあります。

が、私はこれについてはちょっと疑問です。だって、父も娘も喘息で、私も咳喘息ですが、冷たい空気を吸ったからといって、発作が出たことはないからです。むしろ、咳があまりにも苦しいとき、外の冷たい空気を吸うとちょっと落ち着きます。

 

確かに、「喘息には刺激が良くない」と言われるので、「冷たい空気」も刺激に入ると思います。が、一概に「喘息に冷たい空気が良くない」とまでは言えないかもしれません。ただし、喘息のレベルにもよりますし、喘息の性質にもよるので、人によっては影響力大かもしれないですね。

 

ただし、「冷たくて、乾燥した空気」は咳き込みやすいです。気温差が大きい時も注意。まぁ、いきなり暖かい部屋から外に飛び出して冷たくて乾燥した空気を胸いっぱい深呼吸して吸い込む!!なんてことをしなければ、大丈夫だと思います。

 

結局どうすればいいのか

さて。ここで問題です。じゃあ、どうすればいいんでしょう。子どもはマスクを嫌がるし(うちの2人はダメです。ファッションとして遊びではつけるけど、予防としてはつけません。すぐポイッとしちゃう。)、寒いったって外で遊びたい

 

1. ウイルスを減らすため:湿度管理

部屋の湿度管理は、まぁ、洗濯干しておけばある程度はOK。

正直、加湿器はあまりおすすめしません。フィルターをこまめにチェックできる、きちんとした人なら大丈夫ですが、私は忘れっぽいのでダメです。毎日洗う洗濯物で、シャツ数枚とタオル数枚を部屋に置いておくくらいが関の山ですが、簡単です。

あ、湿度計は必要ですよ!感覚でもいいですが、実際の数値を見ると安心です。ちなみに我が家では

これ、買いました。値段に躊躇しつつ、タイムセールで50台限定大特価!の時に購入しました。いいですよ。湿度も温度もわかるし。おすすめです。意外に近所の電気屋さんでたまにセールしてますので、チェックしてみてください。

 

2. ウイルスを体内に入れないため:手洗いウガイ、除菌、水分摂取

結局のところ、風邪をひかない。これが一番です。

手洗いウガイ、はもちろん、外出先で何か物を食べる時は、手ピカジェルの小瓶や、アルコール除菌のウェットティッシュを使ってください。

こんなのとか、こんなの。薬局で売ってます。
 

こないだ友達にアリスのボトルを貰って使い切ったので、「さようなら。ありがとう」とお別れしたのですが。実は。詰め替えすればよかったのに後で気付きました。小ボトル、蓋開きますからね。ポンプ式のでかボトル(家にある)から中身補充すればよかった、、、と後悔です。

 

 

そして、忘れがちなのが「水分補給」

風邪対策の王道であるうがい、手洗いに加えて「水分補給」も大事な予防策のひとつです。風邪やインフルエンザの原因となるウイルスは、乾燥した状態で活発に活動します。反対に湿度50%以上になると活動が急激に低下します。水分補給は喉や鼻の粘膜をうるおしてウイルスの侵入を防ぐと同時に、侵入したウイルスを痰や鼻水によって体外に排出する作用を助けます全国保険健康協会 12月冬の水分補給)より



昔インフルエンザにかかったことがない!というお医者さんに、「風邪の予防って何をするのが効果的なんですか?」と聞いたことがあります。そうしたら、「水飲めばいいいんだよー。」とかるーく教えてもらいました。

 

水、飲めばいいんだそうです。

 

最近ビフィズス菌がいいとか、何々菌がいいとか色々ありますが、こまめに、「水」飲めばいいそうです!

あとはそれぞれのお好みで。ヤクルトとかポカリとかやっぱりOS1とか。脱水でなければ、ポカリやOS1の必要ないですし。毎日ジョア飲むにはコストが、、、という方は、お水、飲みましょう。

 

3. 喘息コントロールをしっかり続けること 

そして、何よりも、やっぱり日々の喘息治療をしっかり続けるのが何よりだと思います。

調子が良かったら、つい辞めてしまいがちです。毎日の吸入なんて、時間かかるし、そもそも発作を鎮めるためなら、目の前で薬の効果が実感できるけれど、予防になると、薬の効果は実感できません。だからなおさら、途中で勝手に辞めてしまう人も多いのだとか。

でも、この発作が出やすい時期だからこそ、予防の喘息コントロール、続けてください。この治療をしている事が、何よりの前提です。辞めても、突然発作にはなりません。でも、これまで続けていた治療のおかげで、やっと気管支の炎症が治まっていたのが、徐々にまた炎症を起こし始めます。そして、発作が起きます。

そうすると、また治療のやり直しです。発作止めの薬も使わないといけなくなりますし。

 

関連記事:

 

なにはともあれ、多くの喘息っ子が、楽しい冬を過ごせる事ができますように!!

 

 - 喘息