子どもが生まれる事が不安なあなたへ
さて。残すところあと2日。気づけばもう2018年も終わりです。まだ年賀状も書いていないのに12月30日なんて驚きです、、、!!みなさま、どのような1年だったでしょうか。
さて、今回は数ヶ月前にお母さんになった、新米ママの友人と久しぶりに会って、思い出した事、考えたを書こうと思います。
ただ、書いていて、最終的に、これは自分自身への、私が新米ママで不安だった頃への手紙みたいなものになってしまいました。なので、ちょっと当てはまらない方もいるかもしれません。まぁ、勝手な独り言だと思って読んでみてくださいね。
子どもが生まれたら、環境が変わってしまう
2018年5月、あと数週間で出産!という友達に会いに行きました。その時は、当時4才だった息子と7才だった娘も連れて、遠足気分で電車に揺られていきました。
そんな私は、彼女から見ると、大先輩ママで、やんちゃな2人を抱えて2時間近くかけてやってきたツワモノだったようです。その時彼女が言ったのは、こんな事でした。
「今まで大人だけで、自分だけの時間を過ごしてきたから、子どもに時間がかかって、自分の時間がなくなる事に不安を感じる。ストレスたまらないかな、、、」
出産を楽しみにしつつ、でも少し不安そうな表情。
それから7ヶ月たった今、彼女は可愛い男の子が生まれて、バタバタしつつも楽しそうに過ごしています。
子どもが生まれたら、すぐ「お母さん」になれるのか
さて、では、「あの時の不安そうな感情」はどこに行ったのか。
子どもができたら、みんな幸せになるのでしょうか。
出産したら、その場からみんな良いお母さんになるのでしょうか。
目に入れても痛くない、いとしい子!!とか思うようになるのでしょうか。
全くそんな事はありません。ってか、そんなわけない。
出産は痛いし、出産した後も痛いし、出産後数日はトイレが怖いし
(もうこれは仕方ない。時間が解決してくれます)
退院してからは、毎日どうしたら赤ちゃんが泣き止むか悩んだり
(赤ちゃんは泣くんだよ。そういう生き物だから)
寝かしつけても全然寝なくて、環境が整ってないんじゃないかと四苦八苦したり
(元気だから仕方ない。特に出た時から3.3kgのでか目だと、体力あって全然寝ない)
肌荒れになって顔ひっかいたら、爪を切らなきゃと、毎日寝てる間にせっせと爪切ったり
(全く必要ない。むしろ顔を保湿してあげれば良かったね、、、)
更に喘息で発作になって入院なんてしちゃったら
もっと早く気づかなかった自分のせいだと思って涙が出たり
(発作になって初めて喘息だと気づく場合があるから、仕方ない時もある)
小学校になっても夜歯ぎしりしてるのを見たら、ああ、私が叱り過ぎたからだと苦しくなったり
(永久歯に生え変わる時は歯ぎしりする子が多いのです)
かといって、言う事聞かずに文句ばっかり言っててムカッと来て怒り過ぎたり
(怒り過ぎたら、必要な分、謝れば良いんです)
本で頭ぶたれた時は本気で痛くて腹が立ったし
(痛いものは痛い。そんな時は可愛くないし、むしろムカつく)
色々色々。不安あり。責任感からくる罪悪感あり。怒り過ぎて反省あり。
いつもいつも、四苦八苦、試行錯誤、いまだに手探りの状態は続きます。
世間一般にイメージされる良き母像なんて、夢の世界です。
でも、何とかなっています。みんな、新米ママからスタートして、四苦八苦しながら、何とかしてきたし、何とかなるもんです。
「お母さん」になる前の第一歩、心の準備。理想を捨てる
ただ、事前に準備できる事はしておいた方が、いきあたりばったりで対処するより楽な事は確かです。
その第一歩は、「良い母親とは、というイメージを持たない」事だと思います。
もちろん、必要な備品を揃える。というのはありますが、それよりもまずはこれだと思う。ホント。
- お母さんは優しい
- お母さんはいつも笑っている
- お母さんは美味しいご飯を作ってくれる
- お母さんはいつも側にいてくれる
- お母さんはいつも綺麗
- お母さんは明るくて楽しい
- お母さんはいつも遊んでくれる
- お母さんは呼べばいつも「なあに」と言ってくれる
- お母さんは怒らない
- お母さんは、いつも子どものために働いてくれる
こうやって書くと、、、、何かの呪いみたいじゃないですか。
これが全部できれば、拍手喝采、人間じゃなくて神様ですかね。いや、キリスト教の神様はちょくちょく激怒するので、ブッダとかお釈迦様とか?ここらへんよく知りませんが。
でも、こんな「良い母親像」というのは、知らないうちに自分の心にできあがっています。
そして、その母親像と自分との差を見て、ああ、ちょっと無理かもしれない。とか思ったりします。できなくて、イラっとして、ストレスになったり。
いいんですよ、できなくて。理想があるのは良い。でも、その理想に縛られるなら、理想なんてない方がいい。
不安の原因はなんだろうか
ちなみに、不安は、何から生じるか。
それは、何がどうなるか分からないから。イメージができないから。
今の環境に変化が起きた時、どうすれば良いか分からないから。
自分がうまくできるか、対処できるか自信がないから。
であるとすれば、対処法を知っておけば、不安は和らぐのではないでしょうか。
例えば
1)掃除ができなくてイライラする
→いっそ諦める。仕方ない(優先順位の変更)
2)ごはんを作れない
→コープは強い味方です。焼くだけの味ついた冷凍魚とか便利。
3)病気が不安
→図書館で、赤ちゃん用の病気の本を一冊かりて、ざくっと読みましょう。ある程度知っておけば安心です。
4)泣き止まない
→ある程度は割り切る。ちょっとくらい泣いてても死なないと考える。
私は1人目の時、これができなくて、常にスリングでトイレも抱っこで入ってました。
2人目は放置、、、。でも2人ともスクスク育ってます。
5)相談する相手がいない
→ 居住区の子育て支援センターなる場所へ行く。子どもを遊ばせる場所があります。職員さんは話も聞いてくれます。
6)ママ友ができるか心配
→ 子育て支援センターに行って、子ども同士で遊んだりすると話しやすいです。が、無理に作らなくて良いと思います。疲れるから。
7)夜寝ない
→ 夜8時までに寝かせないとダメなんて、無理です。早寝早起きは理想ですが、その家庭にあった時間を考えるのが良いと思います。それがストレスになって子どもに怒るくらいなら、自分の家の基準を作ればいいんです。
8)一人の時間が欲しい
→ 家族で協力できない場合、ファミリーサポートなど、使えるヘルプは使いましょう。市役所のHPなどに載っているのを調べて見ましょう。良いお母さんは、子どもを預けて一人で遊びに行きたいなんて思わない。なんて、偏見です。
9)自分に、子どもの人生を預かることなんてできるのだろうか
→ 無理です。子育ては一人でするものじゃないです。それに、衣食住があれば、子どもは勝手に育ちます。気負いすぎないで。(私は始め、大分気負ってました、、、、はは、、、)
10)私は良い母親になれるのだろうか。
→ これです。そんな良い母親像のイメージは持たないのが一番です。良い母親なんて、子どもにとっては、あなたが一番だからです。お母さんの笑顔が一番。お母さんの抱っこが一番。こけて泣いても、お母さんに抱っこされれば元気になります。それだけで、良い母親じゃないですか。
あなたの持つ母親の理想像はありますか。たくさん項目がありませんか。もしたくさんあるなら、「子どもを抱っこして笑いかけるお母さん」の1つでいいと思います。
お母さんになる前に、1つだけ、覚えておいて欲しいこと
さて、ここまで来て伝えたいのは、一つだけです。前述しましたが。
子どもは病気もするし、怪我もします。やって欲しくない事もするし、嬉しいこともしてくれる。何考えてるか分からないし、だから面白いこともたくさんします。でも、心配しないで、なんとかなるから。お母さんに必要なのは、笑顔です。
蛇足:SNSなどの情報について
天気が良い日で、赤ちゃんとお母さん、お父さんの3人が笑いながら素敵な時を過ごしている。
こんな日常のワンショット。よくFBやインスタなどで見られますね。
前に、FBで繋がってたけど、直接はあまり会っていなかった友達に言われたこと。
「mosakiは子育てで不安なんてないと思ってた〜!FBでいつも楽しそうだったから。」
そうです。ここ、大きな落とし穴。最近、FBやインスタなどで仕入れた情報で全体を分かった気になってしまいますが、でも、そこに載ってる情報は一部、瞬間を切り取ったものです。
さっきのすごく幸せそうに見える写真だって、その1秒後には、子どもがこけてギャン泣きしてるかもしれない。お父さんに叱られてるかもしれない。表面的なことしか、本当はどうなってるのかなんて、現場に行かないと全然分からない。
と、いうことで、ネットの情報は裏を想像しながら使用しましょう。
という蛇足話でした。
あと、出産前、新米ママさんへのおすすめの1冊。ぜひ読んで見て欲しいです。気持ちが楽になるので。