子どもの習い事。注意!!親は先生になってはいけない!!

      2017/06/19

こんにちは。mosakiです。こどもの習い事について、みなさまどう思いますか? 必要?不要? こどもはまだ分からないから、親が選んで習わせるべき? または、自由に思いのまま遊ばせてあげる? もしくは、体験を色々やってから本人の反応を見て決める? または、やりたいと言っても、長続きすると思えないから、やらなくて良いと言う?我が家の娘は3才からバイオリンを習っていますが、正直、娘は練習を積極的にしようとしません。私としては、費用もかかってるんだし、せっかくやるなら毎日練習してほしい。いや、するものだ!と思って毎日必ず練習をさせていました。

が、なかなかしない。。。そんでもって私のイライラが募り、最後爆発!!!

 

これって、かなり疲れるんですよね。。。。

 

で、結局どうすることにしたか。。。その悟りをまとめてみました。

 

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バイオリンは好き。練習はイヤ。

まだ親歴6年弱の新米の私ですが、こどもの習い事や塾に関しては、様々な考え方があるんだなーと、色々な人の意見を聞いて実感しています。

特に母親は、自分の行動が子どもの将来を左右するんだ。と思っている人も多いのでしょう(私はそう思う時がちょくちょくあります。実際はそれほどでないとしても!)。方法はなんであれ、子どものために!と頑張っている母親の姿を多く見る事があります。

そんな子どもの習い事ですが、我が家の娘(もうすぐ6歳)は、2歳の時に突然、「バイオリンがひきたい!」と言うようになりました。(当時は「習う」という事を知らないので、「ひきたい!」と言ってたなぁ。)でもなにせ、2歳児の言うことなので、当時の私は本気にせず、「うんうん。バイオリンいいよね〜。お母さんも好きだよ」と言って流していました。

 

が、娘は本気だった。それから1年間、「バイオリンが弾きたい!」と言い続けたのです。

そして、結局3歳の時に、私がネットで一番近くの個人の先生を探し、その先生のところで習うようになりました。あれから約3年、娘はちゃんと練習してきたのでしょうか?分かりません。分かるのは、いつも練習には気が乗らなかった。という事です。

楽器は毎日触るのが基本(だと個人的には思ってます)なので、少しでもいいから、練習が必要。いや、少しというか、1曲5回はやりたい(と思ってました)。少なくとも3回は。で、結局彼女は気乗りしなかった。「弾きたくない」と言ったことはないけど、「これが終わったらねぇ〜〜」みたいな感じ。

好きならやりなよ!!と思うのですが、なかなか練習しない、その理由が数ヶ月前、やっと分かりました。それは、私の行動にも原因があったのです。(全部の原因ではないですよ〜。子どもはやりたい事がたくさんあるし。)でも、やっぱり私が大元の原因、、、。

 

娘が練習をイヤがった理由

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私は3歳から高1まで10年以上ピアノを習っていたので、音楽はまぁまぁ得意です。音符は読めるし、ピアノを弾いていたので指はよく動く。バイオリンの音も、外れているか合っているかもすぐ分かる。バイオリンは鍵盤ではなく、弓を抑える位置によって音が変わるので、少しでも位置がずれていると、間違った音がでます。そんな意味で、バイオリンはピアノより難しいと思います。

でも、まだ音程が身についていない子どもだと、間違っているか合っているかすら分からないみたいです。そんな時に、「音がずれているよ」と言われると、「黙ってて!!」となります。

リズムだってそうです。1曲弾く間に、大幅にズレます。早くなったり遅くなったり、2拍伸ばすところが1.5拍しかなかったり。でも、手拍子で調子を取ろうとすると、「やめて!!」となります。本人は一生懸命やってて、できないのは当たり前なのに、できる人が「それはこうだよ」といってくるので、それがイヤ!!!という感じ。

かといって、音符もスラスラ読めないので、一人で練習するのは難しく、「お母さんと一緒じゃないとできない。」というので、隣で見ていて、つい、「これはこうだよ」「これはこっちだよ」「この音は?」となり、、、「(娘)黙ってて!!!」「(私)なんなの!!じゃあ一人でやりなよ!!!」というと、「できない!!」となります。

●娘の心の中の葛藤。
バイオリンは好き。でも上手く弾けない。上手く弾きたいけど、できない。できないから、練習もしたくない。練習しなきゃいけないのは分かってる。でも上手くできなくて悔しいし悲しい。だから練習したくない。でもバイオリンは好き。でも練習したくない。できないから。エンドレス。

私も、かなり抑えめに言ってると思っているものの、「いや、それは直さないと後々大変だよ」と思ってつい、いろいろ言ってしまう。とはいえ、ただ隣に座って見てるだけなら、その間に洗濯片付けたりご飯準備したり洗い物したり、いろいろしたい。黙ってる座ってるだけなら、一人でやればいいのに。。。と思っちゃったりして。

 

結局、できないから練習しているのに、「できない事を指摘」されてしまう。そんな練習がイヤ!!

だったんだと思います。

たとえ、私が「アドバイス」のつもりでも、本人が「指摘」と思えば、それは「指摘」でしかないんです。

 

家にまで先生がいると子どもは辛い

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「習い先だけでなく、家にまで先生がいると、こどもは辛いですね。」

 

これはどこかで聞いた言葉です。

なんとなく、ふと思い出した言葉。

 

ええ、はい、そうですね。。。そうですよね。。。教室でいろいろ教わってきて、家では自由に弾きたいだろうに、家でまでいろいろ注意されたら楽しくないですね、、。

せっかく大好きなバイオリン、というものを見つけたのに、好きに弾けないなんて、楽しくないですよね。

 

とはいえ、分かっていても、気になります。。好き勝手に弾いていて練習しないままでいいのだろうか。ああ、あの部分、少し音を伸ばせば上手に弾けるのに。

 

でも、そこは我慢です。

 

誰だったか。どうしても思い出せませんが、サッカーの有名な監督が言っていた言葉(要約・確かブラジル)。「こどもは練習ばかりではなく、試合をたくさんさせるべき。細かな練習は後からでよい」。という言葉が頭をグルグルめぐっています。

「サッカーの楽しさを知る事が第一だから。やっぱり試合をさせてあげないと。」

はい、そうですよね。。。

 

私の母は何も言わずに好きにさせてくれた

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私は3歳からピアノを習っていましたが、いつも自分から練習していて、親が「練習しなさい!」と言ったことはないそうです。確かに、私も「早く練習しなさい!!」と言われた覚えはありません。娘には散々言っているのに。でも、それはどうしてだろう。なんで、私は練習が嫌いじゃなかったんだろう。

母に聞いてみた返事はこうでした。

 

私は楽譜は読めないし、何も教えられないから、好きにさせてたよ。ただ、そばにいて本を読んでた。

 

そうです。私はピアノが好きでした。練習の時間は、私だけの時間でした。

娘もバイオリンが好きだと言ってます。でも、娘は、練習の時間は娘の時間になっているでしょうか。いえ、たぶん、私に注意される時間になっているんだと思います。たとえ、私が毎回注意しているわけでなく、音符読む手伝いをしたり、リズムをとるのを手伝ったりしていたとしても。彼女自身がどう感じているか。結局はそこです。私にとってはアドバイスでも、彼女にとっては注意や指摘に感じているとしたら。そしたら、練習は嫌な時間ですね。だって、上手にできないから練習するのに、上手にできないと注意されてしまうから。逃げ場がありません。

 

一度、あまりにも練習しないので大喧嘩になって(実際は勝手に私が怒ってただけ、、、)、「そんなに練習したくないなら、バイオリンなんて辞めればいいじゃん!!!」と家を飛び出した事があります。もう一緒にいたくない!!と思って。でも、娘はそれでもバイオリンが好きだから辞めたくない。ちゃんと練習する!!と言ったのでした。

 

せっかく、ここまで「好き!」「やりたい!」と思えるものがあるのだから、応援したいです。ただ、これまでの私の方法は娘にとって、応援ではなかったのだと思います。

 

これからの応援の方法は、「手伝って」と言われた時だけ、手伝う。基本、そばにいて聞いている。これだけでOK。
ただし、「手伝う」場合でも、注意や指摘ととられる言い方はしない。私は先生ではないから。

 

ついつい、「そこはこうなんじゃ、、、」と口出ししたくなりますが、黙って、気長に応援できるように、努力したいと思います。

 

まずは、何の習い事にしても、楽しめないと長続きしないですもんね。

 

 


 

(後日談)

娘にとって「注意」「指摘」ととられるような言い方をやめて、基本はそばで聞く(弟と遊びながら)。「この音なに?」とか、「指がわからない」とか、「音合わせして」とか、そんな依頼は受ける。自分からはとやかくいわない。という事にしたら、意外とすんなり練習していました。

「(私)これ、あと1回でおしまいにしたら?」「(娘)うーん、、、あと2回やろうかな」

 

なーんて言っちゃって!

 

ああ、これまで私のプレッシャーが強かったんだね。ごめんね。楽しい練習じゃなくしちゃって。。。反省とともに、今後私も頑張って成長していこうと思います。

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